
フランクミュラーのおわんで

金箔の乗っている
卵かけご飯を食べるということを
する機会がありました
すごい?ずるい?
たまごは
アスタキレッドという
驚くほど不自然な赤
まっかな夕焼けみたいだ
「喜ばせたい」欲求が見えた
お金をかけることを
「すごいこと」をすればいいと
「高いもの」はなぜ高いかを
その高さにそれだけの意味があるのかを
わたしは わかることができない
それだけ消費者の感覚が単純化している?
わたしも
喜ばせようとしている人の意図に
大人しく従うことで喜べばいいのか
一つじゃない「喜ぶ」が
世界にたくさんある「喜び方」が
なんとなく
一つに向かっているような気がして怖い
むずかしい
FRANCK MULLERの遊び心は
すうじが踊っているような
今にも数字たちが
時計版の外に出て
駆け出しそうな世界観?
とわたしは思っている
不思議なお椀だったなぁ
とにかく 不思議だ と思った
時計の文字盤から飛び出して
お椀にプリントされ
踊れなくなった数字たちと
そのお椀の中で
目を逸らしたくなるほど
眩しくて鮮やかな夕焼け