
週末は少し足をのばして Edingburgh へ
Englandの北東部にいるわたしは 少し北に行けばすぐにScotlandに行くことができる
金曜日に 醸造所からここへ直接向かおうかと思ったのだけど その日の瓶詰めとKeg充填の作業で ジーンズに盛大にビールを浴びた みんなに 一度シャワーを浴びていかないと 電車でみんなに笑われるぞ と笑われ 一度帰宅して向かうことにした

電車で1時間半 暇でセルフィーを撮った イングランドからスコットランドに向かう自分を 見てみたくなったから 撮った時 二重顎の影が見えて ビール醸造の副産物だなと思った
イギリスでは 人が人を見ていない傾向があるんだ 電車の中で 誰かが急に歌い出しても マクドナルドのハンバーガーを食べ始めても 誰かが電話をしても気にしないんだ
わたしは 日本の京浜東北線でセルフィーをしたら と想像した 人が不思議がって 時には気持ち悪がって スーッとわたしから離れていくことを考えたらゾッとした
誰かのいるところで 自分を撮ることは こわかったんだ でもイギリスだとできるってわかったんだ 不思議だね
本当に不思議なんだ
場所が 環境が 人を変えるのは本当なんだ
Thanks for being you.
わたしがわたしでいてくれてありがとうって言葉をもらったんだ わたしがわたしでいることに感謝してるなんて言われたことなかったと思う
Keep being yourself.
そのままでいてねって言ってくれる人にも出会った 今のあなたが良い と 過去のあなたよりも今が
でもね 帰ったら そのままでいられる自信が全くないんだ
わたしは 移動することが とっても怖い ここにいたいと強く願う

イングランドへの帰り道 誰もわたしに興味ない 誰もわたしのことを見ない ただわたしは 片手に収まるちっちゃくて黒い四角い箱を持って 自分を撮る オレンジとブラウンの間の 絶妙な銅のような色の 990円で買ったTシャツを着て ストライキが起こって迂回を始めた電車の中で あと3時間の電車の窓の景色を楽しもうか それとも少し疲れたから寝てみようか それとも水曜日のビール醸造のためのレシピを考えようか 迷っているわたしを箱越しに見る 誰もわたしを見ない