駅に降りる
目を閉じる
大きく息を吸った

ここは 私の生まれた街
優しく歓迎される感じもしないし
冷たくあしらわれる感じもしない
待たれてはいないけど 帰ってきてしまった

ずっと 正面を向きたかったチーバ
ここで一人の人間が生まれたんだと客観的に思う
あたりを見渡すと どこかに向かう何人かの人が目に入る 今日も動く人たち 立ち止まることを知らない

近所のセブンイレブンの 大きな看板を見上げて写真を撮った もっと遠くにいるはずなのに カメラのレンズが私と被写体の距離を縮めているような気分になる 空が青い イギリスのどんよりした空との対比
この空のどこかにファスナーがあって 空を境界線に外界と閉ざされていたら?なんてことを考える そんなわけないか 本当にそんなわけない? の繰り返し
想像するのは自由だよ
今年は 想像できたことを ひとつくらいは形にしてみようと思うんだ
有形になれば 触れられるでしょう? 私は物理的接触が好き
さて 帰ろうか わたしのおうちへ