写真を撮ってもらう機会ってあるよね 例えば集合写真 カメラを向けられたら 笑顔っぽい顔をしてさ うつる準備をする わたしはいつも 手をどうしたらいいのかわからなくなって とりあえずのピースをしておく 「社会」にはまりにいくんだ 型みたいな 枠みたいな 模範解答のような そうしておけばいいルールに従うんだよ
ポートレート撮影も 写真を撮ることだって思うでしょう?
あのね ポートレート撮影の醍醐味は 写真を撮ってもらうことじゃないんだ 「自分を直視する」ということだよ
すごく不思議な時間なんだ
私は 私なんだ って思う時間だよ
カメラを持ったカメラマンさんが鏡みたいになってくれて
わたしは いつものわたしより わたしっぽくなる
時が止まるんだよ 進んでいるはずなのにね
私は弱い人間だから 自分から逃げたくなることも結構あるんだけど ポートレート撮影を通じて 私は私から逃れられないことを知る 厳しくも優しい事実をそこで目の当たりにする
自分を直視するのは少し勇気が要るよ それは 世の中の大抵の事は知りえないし 自分一人じゃ大したこともできない そしてその「大した」が誰かとの比較によりうまれたもので その比較の世界で暮らしながら自分の座標を捉えること それが果てしなく難しいことを知ることだから
ポートレート撮影をして
わたしはわたしをしようっておもったんだ!
自分の人生というドラマの 主人公だね
おもしろいよ
ぜんぶうつっちゃうんだよ!
ここには私がいる

フーディーの紐が非対称!笑