ちょっとだけお寿司のガリの話をする。

ある日 お寿司を食べに行った時のこと
私はお寿司を箸で食べた
だけど 一緒にいた人は お寿司を手で食べていた
お寿司を手で食べるのは テレビでしか見たことがなかった
私は お寿司を 手で食べてみたかったんだけど
勇気がなくて 手で食べることができなかった
箸の使い方にも自信がなくて ご飯が崩れた時のために 醤油のお皿を置いて 左手も添えた
私はお寿司を食べた お寿司に感謝をしながら
美味しかった
だけど 家に帰ってから お寿司を手で食べなかったことを後悔した
どうしても どうしても 手で食べてみたくなった
3連休の中日の今日 お寿司屋さんに向かった
私は 特上という文字を見て「給料日の後にしよう」と楽しみを先延ばしにしながら 上にぎりを頼んだ
お寿司は 手で食べることにした
びっくりしたんだ
お寿司を手で持つことの情報の多さに 私は泣きそうになった(すぐ泣く)
箸でつまんだ時に見てた ご飯の艶や ネタの厚さを 私の触覚センサーで感じた
それはこれまでのお寿司にごめんなさいと言わなければならないほどだった
お寿司を手で食べている人たちが なんで手で食べているのか理由がわかった
特にガリに驚いた
ガリを持った瞬間 柔らかさとしっとり感 大きさ 下のガリとくっついている粘着力(?) といった情報が手から脳に走る それはただの生姜だったもの ではなく 職人さんによりガリにされたものである
普段 私たちは スマートフォン 紙 ボールペン コップ 歯ブラシ 乾き切った無機質なものを持つことが多い
しかしながら お寿司という 目の前の職人さんの作ったもの(心のこもったもの)は 冷たくない
もしかしたら しっとりしているのかもしれない
私は自分の手でお寿司をもつまで そんなことにも気づかなかった
手を使おう もっと
手から得られる情報に 私は可能性を感じた
何事も経験 後悔したら やるのみ
それにしてもお寿司はすごいなぁ
お寿司を食べると すぐまたお寿司を食べたくなるなぁ